『大震災名言録』
「忘れたころ」のための知恵
藤尾潔/著 光文社 1997.8
「大丈夫だよ」と言葉で伝えるかわりに、周囲を笑わせることで「大丈夫」を伝えるのが関西人。「忘れるくらいなら、笑ってほしい」。笑いをバネに乗り切った、阪神・淡路大震災のユーモア名言録。
以前、昔、一緒に本作りをしたことのある、藤尾潔著の『大震災名言録』という本を読みました。
1995年1月17日に起きた、阪神淡路大震災に際して、ご自分の出身地、神戸市が被災したことにより、本を書かれたようです。
僕が藤尾潔著の『大震災名言録』を読んで思ったことを書いているものはこちら
「明後日は1.17」
明後日は1月17日、1.17です。阪神淡路大震災が起きた日です。
僕も阪神淡路大震災が起きた当時は、自分の住んでいるアパートも阪神淡路大震災級の地震に襲われたら、倒壊すると思っていました。
地震の恐怖感を僕に与えたのが、1.17です。
阪神淡路大震災は早朝に起きた地震で、本当に怖かったと思います。
僕と1994年に一緒に仕事をさせていただいた、藤尾潔さんの出身地が神戸で、藤尾さんも地元が被災し、ボランティアもされて、「大震災名言録」という本を書かれています。
藤尾さんが本を書かれ、NHKに取材された際も、自分の住んでいるマンションではNHKの取材を受けられないと言って、僕の住んでいたアパートを貸してくれと言われ、僕の住んでいたアパートで、藤尾潔さんのNHKのインタビューが行われました。NHKの取材陣は僕のことを、「我が良き友よ」みたいな生活をしていますねとか言って取材から立ち去っていて、本当にテレビ業界に勤めている人間は音楽とか映画が好きな人たちだなと思っていました。
ただ、今から思うと、僕も少しは、阪神淡路大震災のことに協力できたのかなと思っています。
僕は当時は書店でアルバイトをしていて、自分の生活のことで精一杯だったので、阪神淡路大震災被災地にボランティアに行ったりすることは出来ませんでしたが、自分の住んでいるアパートを藤尾さんのNHKのインタビューの際に貸したことが僕の出来たことだと思っています。
明後日は阪神淡路大震災の起きた日、1.17なので、僕の1.17の際にしたことについてブログを書いておきます。
以上、「明後日は1.17」
藤尾さんは神戸出身で、阪神淡路大震災に際しては、ボランティアに参加し、ご自分の出身地が被災されたことを取材して、一冊の本にまとめていらっしゃる方です。
「大震災名言録」という書名で、光文社より出版された本で、僕も拝読させていただきました。
ユーモアの力で、震災を乗り越えようとの書で、名著だと思います。
早稲田大学探検部関係者には是非、ご一読していただきたい本です。
僕がこの本の著者の藤尾潔について書いているブログはこちら
「親に早稲田大学なんて行かなければ良かったと言われた」
「藤尾潔おもしろ話」
「藤尾潔さんへの借りは返した」
「朝日新聞の正義、僕の正義」
「表現の不自由展中止に思う」
「墓標は訴える」と「藤尾潔さん」との出会い
「藤尾さんを信じるか、僕を信じるか?」
「明後日は1.17」
「貧乏人をバカにする日本のメディア」
「明日は1.17」
「週刊ポストも週刊ポストだが朝日新聞も朝日新聞だ」
「神田川生活(一人暮らし)の歌舞伎町でのナンパ」
「統合失調症になった原因を探る」
「明日は阪神淡路大震災から24年の日」