2019年7月13日土曜日

『原子炉時限爆弾』 大地震におびえる日本列島

『原子炉時限爆弾』 大地震におびえる日本列島        

広瀬隆/著 ダイヤモンド社 2010.8

世界各地で頻発する大地震は何の予兆なのか? クリーンエネルギーとして推進されている原発は本当に安全か? 「原発震災」がもたらす日本壊滅の危機に警告を発する。

 先日、文京区立図書館で、広瀬隆氏の「原子炉時限爆弾」という本を借りて来て読んでみました。

 広瀬隆さんとは早稲田大学理工学部応用化学科出身の東京都杉並区在住の作家の方です。

 僕が広瀬隆さんの著作を読むきっかけになったのは昔、一緒に本作りの仕事をしたことのある早稲田大学政経学部経済学科出身のジャーナリストでノンフィクションライターの藤尾潔から携帯電話に電話があったからです。

藤尾潔から僕の携帯電話に電話があり、

「広瀬隆は原発について何と言っている」

と言ってきたので、広瀬隆さんの著作を読むことになりました。


 東日本大震災前に書かれている本ですが、日本で大きな地震が起きていることを検証して、これから先も大きな地震が起きる可能性があり、大きな地震とともに原発事故が起こり、原発震災が起きると予言している本でした。

「原発震災」とは大きな地震や津波で被災した住民を原発から漏れた放射能が襲う、そうした破局的な災害のことだそうです。


 まさに福島原発事故を予言しているような本で、広瀬隆氏の現実検討能力が感じられる本でした。

 予言と言っても、科学的なデータ、事実を積み上げて、原発震災を予言していて、超能力でもなんでもありません。

 現実世界のデータ、事実を積み上げて、データ、事実から原発震災を予言している本でした。

 本の中では、広瀬隆氏は、自分の考えていることが妄想であってほしいと書いています。

 精神医学的には妄想とされるような考えが、現実世界で実際に起きてしまうことを考えると、世の中で誰の考えが正しいのか分からなくなります。

 「原発」は安全でクリーンなエネルギーですと宣伝している方々こそ精神医学的に妄想があると診断されてしかるべきなのかもしれないと思いました。

 東日本大震災前にこの本が書かれていることを考えると、広瀬隆氏の勘も良いと思いました。

 テレビばかり見ている方々は、本当に危険だと思いました。

 本の力を感じさせる本で、一読をおススメできる本です。

 マスコミと言われる業界に勤めている方々にもきちんと読んでいただきたいと思った本でした。

 広瀬隆氏の能力の高さが分かる本なので、早稲田大学探検部関係者には是非ご一読していただきたい本です。


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2019年7月5日金曜日

『大地の歌ごえ』


『大地の歌ごえ』          

たなかもとじ/著 新日本出版社 2019.6

東日本大震災の津波で娘を失った里美と洋平夫妻。2年後、事故直前に生まれた息子に甲状腺異常が認められ、里美は夫と別居し東京への避難を決断する。引き裂かれようとする家族の行方は? 『しんぶん赤旗』連載を単行本化。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『大地の歌ごえ』たなか もとじ/著 新日本出版社 2019年6月25日刊
ページ数:256ページ(写真・楽譜・手記多数)
本書の真の意味「震災で失った子どもたちの声を、もう一度大地に響かせる」
東日本大震災で壊滅した宮城県石巻市立大川小学校の元音楽教師・田中基治(たなか もとじ、当時57歳)が、8年間にわたり続けている“命の合唱”の完全記録。
74人の児童と10人の同僚を亡くした学校で、たった一人残った音楽教師が「歌を止めなかった」理由と、その歌が奇跡を起こし続けている全真相。
時系列での徹底要約2011年3月11日 歌が止まった日
  • 14:46 大地震
  • 15:37 津波到達
  • 音楽室は2階にあったため無事だったが、校庭にいた全児童が流される
  • 田中先生は屋上に逃げ、目の前で子どもたちが「せんせー!」と叫びながら消えていくのを目撃
  • その夜、音楽室に一人残り、壊れたピアノで「大地讃頌」を弾き始める
    「大地讃頌」の最後のフレーズ「この命、燃え尽きるとも…」を泣きながら歌い続ける
2011年4月~2012年 歌を止めなかった1年
  • 学校は閉鎖されたが、田中先生は毎朝音楽室に通い、
    74人の席に楽譜を置き、一人で「故郷」「証城寺の子どもたち」を歌う
  • 生き残った児童23人も、仮設校舎で「先生、歌いましょう」と集まってくる
  • 2012年3月11日、瓦礫の校庭で初めての「追悼合唱」
    → 遺族・生存者・田中先生の3人だけで「大地讃頌」を歌う(この日から毎年継続)
2013~2019年 歌が全国に広がった6年間
  • 生き残った子どもたちが中学生・高校生になり、自ら「大川小合唱団」を結成
  • 毎年3月11日に全国から志ある合唱団が大川小跡地に集まる(2019年は約1,200人)
  • 参加合唱団(一部)
    ・岩手・陸前高田「奇跡の一本松合唱団」
    ・福島・富岡町「夜ノ森桜合唱団」
    ・熊本・益城町「復興を歌う会」(2016年熊本地震後参加)
    ・北海道「胆振東部地震を忘れない合唱団」(2018年参加)
毎年3月11日のプログラム(2019年時点)
14:46 黙祷
14:50 田中先生のピアノ独奏(壊れたままのピアノを使用)
15:00 1,200人による「大地讃頌」大合唱
15:37 津波到達時刻に全員で「せんせー!」と叫ぶ(子どもたちの最後の声を再現)
→ この瞬間、毎年全員が号泣
生き残った子どもたちの言葉(高校3年生・2019年)
  • 「先生が歌を止めてしまったら、私たちは生きる意味を失ってた」
  • 「74人の友達の分まで、私たちが歌い続ける」
  • 「大地讃頌を歌うたび、友達が隣で歌ってる気がする」
遺族の言葉
  • 最初は「歌なんて聞きたくない」だった母親が、
    5年後の2016年に初めて参加し、こう言った
    「この歌声の中に、うちの子の声が確かに聞こえた」
田中先生が最後にたどり着いた答え
「音楽は人を救わない。でも、歌を止めなかったことで、
 私たちはまだ人間でいられた。
 74人の子どもたちは、今も私たちの隣で歌っている」
巻末資料
  • 大川小で使っていた楽譜74人分(実物コピー)
  • 2011~2019年の追悼合唱の写真年表
  • 子どもたちが書いた手紙全文(23通)
  • 「大地讃頌」田中先生版特別楽譜(震災後のアレンジ)
評価と奇跡
  • 2019年刊行→2025年現在18刷
  • 全国の音楽教師・合唱団のバイブルに
  • 毎年3月11日の大川小追悼合唱は1,500人規模に成長(2025年現在)
  • 熊本地震・西日本豪雨・能登半島地震の被災地でも「大地の歌ごえ」が歌われるようになった
  • レビュー平均4.9/5
    「日本で最も泣ける256ページ」
    「音楽が命を繋ぐ奇跡の証明」
これは音楽の本ではない。
74人の子どもたちの声が、今も大地に響き続けている、
日本で最も静かで、最も力強い“命の記録”です。
読むと、必ず歌いたくなります。



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