『原子炉時限爆弾』 大地震におびえる日本列島         
広瀬隆/著 ダイヤモンド社 2010.8
世界各地で頻発する大地震は何の予兆なのか? クリーンエネルギーとして推進されている原発は本当に安全か? 「原発震災」がもたらす日本壊滅の危機に警告を発する。
 先日、文京区立図書館で、広瀬隆氏の「原子炉時限爆弾」という本を借りて来て読んでみました。
 広瀬隆さんとは早稲田大学理工学部応用化学科出身の東京都杉並区在住の作家の方です。
 僕が広瀬隆さんの著作を読むきっかけになったのは昔、一緒に本作りの仕事をしたことのある早稲田大学政経学部経済学科出身のジャーナリストでノンフィクションライターの藤尾潔から携帯電話に電話があったからです。
藤尾潔から僕の携帯電話に電話があり、
「広瀬隆は原発について何と言っている」
と言ってきたので、広瀬隆さんの著作を読むことになりました。
 東日本大震災前に書かれている本ですが、日本で大きな地震が起きていることを検証して、これから先も大きな地震が起きる可能性があり、大きな地震とともに原発事故が起こり、原発震災が起きると予言している本でした。
「原発震災」とは大きな地震や津波で被災した住民を原発から漏れた放射能が襲う、そうした破局的な災害のことだそうです。
「原発震災」とは大きな地震や津波で被災した住民を原発から漏れた放射能が襲う、そうした破局的な災害のことだそうです。
 まさに福島原発事故を予言しているような本で、広瀬隆氏の現実検討能力が感じられる本でした。
 予言と言っても、科学的なデータ、事実を積み上げて、原発震災を予言していて、超能力でもなんでもありません。
 現実世界のデータ、事実を積み上げて、データ、事実から原発震災を予言している本でした。
 本の中では、広瀬隆氏は、自分の考えていることが妄想であってほしいと書いています。
 精神医学的には妄想とされるような考えが、現実世界で実際に起きてしまうことを考えると、世の中で誰の考えが正しいのか分からなくなります。
 「原発」は安全でクリーンなエネルギーですと宣伝している方々こそ精神医学的に妄想があると診断されてしかるべきなのかもしれないと思いました。
 東日本大震災前にこの本が書かれていることを考えると、広瀬隆氏の勘も良いと思いました。
 テレビばかり見ている方々は、本当に危険だと思いました。
 本の力を感じさせる本で、一読をおススメできる本です。
 マスコミと言われる業界に勤めている方々にもきちんと読んでいただきたいと思った本でした。
 広瀬隆氏の能力の高さが分かる本なので、早稲田大学探検部関係者には是非ご一読していただきたい本です。
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