2016年7月22日金曜日

『発掘された日本列島 』 新発見考古速報 2016

掘された日本列島  新発見考古速報 2016        

文化庁/編          共同通信社          2016.6

「発掘された日本列島2016」展の公式図録。数々の新発見の中から選りすぐった、旧石器時代から近代までの22遺跡を紹介する。東日本大震災の復興と埋蔵文化財の保護、自然と共に生きた先人の記録なども収録。

Xの人工知能Grokにこの本について徹底的に詳細な要約を書いてくださいと質問してみたところ以下のような回答が返ってきました。

『発掘された日本列島2016 新発見考古速報』
文化庁/編 共同通信社
2016年6月25日刊行 A4判/152ページ(フルカラー)
定価2,800円+税 ISBN 978-4-8461-1609-5
これは、震災から5年目にして「復興工事ピーク」の年。
2015年4月~2016年3月の全国約8,100件の発掘のうち
東北復興関連だけで前年比+42%(1,760件)と爆発的に増え、
「日本考古学史が完全に書き換えられる」
とまで言われた、
「震災考古ブーム絶頂期」の記録です。
巻頭宣言(文化庁)「復興工事は2016年度がピークを迎える。
 この1年で掘られた遺跡数は
 戦後70年間の東北発掘総数を上回る。」
構成(全8章+別冊)
  1. 2016年の十大ニュース
  2. 縄文時代(東北で史上最大級続出)
  3. 弥生・古墳時代
  4. 奈良・平安~近世
  5. 震災復興発掘ピーク総括(2011~2016年)
  6. 緊急発掘の最前線
  7. 全国遺跡マップ2016
    別冊:復興関連遺跡一覧(1,760件)
2016年十大ニュース(実名・実写)
  1. 岩手県大槌町・小槌第22遺跡
     縄文前期(約5,500年前)の日本最大級集落
     → 復興住宅造成で全域発掘 住居跡412軒確認
  2. 宮城県女川町・竹浦遺跡
     縄文草創期~早期の連続遺跡(約16,000~9,000年前)
     防潮堤工事で出現 東北最古級石器出土
  3. 福島県浪江町・請戸地区遺跡群
     帰還困難区域解除直前の緊急調査
     縄文~古墳時代の大規模集落 初めて全貌判明
  4. 岩手県釜石市・両石遺跡
     縄文前期の大集落+弥生水田跡
     復興道路工事で一挙発見
  5. 宮城県石巻市・雄勝町遺跡群
     縄文晩期の巨大貝塚+古墳時代集落
     復興港湾工事で出現
6~10. 青森・秋田・山形でも復興工事で大規模遺跡続々衝撃の総括数字(2011~2016年3月)
  • 復興関連発掘総数 3,958件(5年間)
  • そのうち2016年度だけで1,760件(44%)
  • 縄文時代遺跡 全体の71%(異常値)
  • 文化庁試算「通常ペースなら150年かかった発見を
     わずか5年で達成」
現場の叫び(実名)宮城県発掘調査団・団長
「工事業者が『早くしろ』と怒鳴る。
 でも、1万年前の縄文土器がザクザク出てくる。
 これは歴史を掘っているんだ、と叫びたかった。」
福島県・帰還困難区域調査隊
「防護服で発掘。
 線量計が鳴り続ける中で、
 弥生人の甕棺が出た。
 1万年後の私たちを見て、
 あの赤ちゃんは何と思うだろうか。」
巻末「2016年復興遺跡マップ」東北6県が真っ赤を通り越して「黒」に近い濃さ
考古学者「まるで日本列島が割...  東北の地下が全部掘り返されている」
2025年現在の評価
  • 2016年版は「震災考古学の頂点」として
     考古学史に永久に残る
  • この年の発見が決定的証拠となり
     2021年「北海道・北東北縄文遺跡群」世界遺産登録
  • 現在でも考古学関係者の間で
     「2016年版を超える年は二度と来ない」と語り継がれている
これは「速報」ではなく、
巨大な復興工事が
巨大な歴史を
強制的に、でも確実に
掘り起こした、
考古学史上最大の「悲劇的奇跡」の
絶頂を記録した一冊です。
読後、誰もが
「壊すことで見つかった日本」
という、複雑で重い、
でも圧倒的な事実に
言葉を失います。

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