2024年12月26日木曜日

「能登のムラは死なない」 

 「能登のムラは死なない」 

 

藤井満/著 農山漁村文化協会 2024.12

 

2024年元日に起きた能登半島地震で、甚大な被害を受けた「ムラ」は復活できるのか? 農山漁村を訪ね歩き、風土、生業、食文化、祭りと信仰、移住者の活躍など、震災前後の人々の姿を丹念に記録した現地レポート。

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2024年9月22日日曜日

『原発と民主主義』 「放射能汚染」そして「国策」と闘う人たち

『原発と民主主義』  「放射能汚染」そして「国策」と闘う人たち   

 

平野克弥/著    解放出版社             2024.9

 

福島原発事故後に著者が行った100本以上のインタビューから厳選した10本を収録。放射能汚染や原発事故に向き合ってきた人たちが、日本の「民主主義」「地方自治」「故郷」「豊かさ」等をどのように考えているのかを聞く。



『原発を止めた裁判官による保守のための原発入門』

『原発を止めた裁判官による保守のための原発入門』               

 

樋口英明/著        岩波書店                 2024.8

 

地震は必ず来る、原発を続ければ事故は必ず起きる-2014年大飯原発運転差止判決、2015年高浜原発再稼働差止決定を書いた元裁判官が原発の本質をシンプルに示し、人類が原子力発電を続けてはならない理由を伝える。



『節電住宅』 自然エネルギー利用の家づくり

『節電住宅』  自然エネルギー利用の家づくり 改訂版<2>            

 

白岩且久/著        同時代社                 2024.7

 

脱原発! 電気料金の値上げなんてこわくない! 究極の節電術で快適エコライフを楽しむ「高断熱高気密」+「自然エネルギー利用」住宅の原理とシステムを紹介する。



『日本の電力システムの歴史的分析』 脱原発・脱炭素社会を見据えて

『日本の電力システムの歴史的分析』  脱原発・脱炭素社会を見据えて            

 

中瀬哲史/著    中央経済社             2024.6

 

電力システムのあり方が模索される日本。いかにして脱原発・脱炭素社会へ進めていけばいいのか、公益事業としての日本の電力システムについて、その歴史を踏まえ考察する。



『地震列島の原発がこの国を滅ぼす』

『地震列島の原発がこの国を滅ぼす』 

「棄民国家」を変えるには、原発の全面廃絶しかない!          

 

小出裕章/著    産学社    2024.6

 

原子力マフィアが原発をゴリ押しする狙いは、巨大利権と核兵器! 政治家、官僚、原子力産業、司法、マスコミが一体となった支配構造に、反骨の原子核工学者が「NO!」を突きつける。


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『南海トラフM9地震は起きない 』 「想定外逃れ」でつくられた超巨大地震の真実

『南海トラフM9地震は起きない 』 「想定外逃れ」でつくられた超巨大地震の真実   

 

角田史雄/著    方丈社    2024.9

 

地震学者の地震予知が成功しないのは、地震の発生メカニズムを間違って理解しているから! プレート説とは何かを解説し、熱移送説で地震発生のメカニズムを説き明かす。日本の防災対策にも言及する。

Xの人工知能(AI)Grok3βにこの本の内容の要約を書いてくださいと質問しました。

回答は以下です。

 『南海トラフM9地震は起きない 「想定外逃れ」でつくられた超巨大地震の真実』(角田史雄著、方丈社、2024年9月)は、埼玉大学名誉教授で地震研究者の角田史雄が、南海トラフ巨大地震(M9クラス)の発生可能性とその想定に疑問を投げかける書籍です。本書は、主流のプレートテクトニクス理論を批判しつつ、独自の「熱移送論」を提唱し、南海トラフ地震の過剰なリスク評価が科学的根拠ではなく「想定外逃れ」の産物であると主張します。以下に内容の要約を示します。
 主な主張と構成
 本書は、東日本大震災(2011年)以降、熊本地震(2016年)、北海道胆振東部地震(2018年)、能登半島地震(2024年)など大地震が南海トラフ以外で頻発している事実を挙げ、「なぜ南海トラフだけが特別視されるのか」と問いかけます。政府や地震学界が喧伝する「30年以内に70~80%」という発生確率やM9級の超巨大地震想定に異議を唱え、その根拠を検証します。
 1. プレート説への疑問

 著者は、プレートテクトニクスが地震予測の基盤として日本で広く受け入れられている点を「現代の天動説」と揶揄。プレートの枚数や動きが未解明であること、四川大地震(2008年)のようにプレート境界から2000km以上離れた内陸地震が説明できないことを指摘します。プレート説が冷戦時代のイデオロギー的産物であり、科学的検証が不足していると批判し、日本以外では地震予知に依存しない傾向にあると述べます。
 2. 熱移送論の提唱

 角田氏は、地震の真の原因はプレートの沈み込みではなく、地球内部の「熱移送」にあると主張。熱が地殻内で移動し、火山性群発地震や地殻変動を引き起こす過程で大地震が発生すると説明します。この理論では、南海トラフでのM9地震が必然的に連動して起きる証拠はなく、過去の地震データもその規模を裏付けないとします。
 3. 「想定外逃れ」の真実

 著者は、南海トラフM9地震の想定が、2011年の東日本大震災後の「想定外」を避けたい政府や学会の過剰反応だと分析。東海・東南海・南海地震が同時に連動するM9シナリオは、最悪の場合を仮定した「人災的誇張」に過ぎないと批判します。実際の歴史記録(例: 宝永地震1707年)でも、連動の証拠は曖昧で、確率評価は予算確保や防災産業の利害に影響されていると糾弾します。
 4. 現実的な地震リスク

 本書では、南海トラフに過度に注目する一方で、他の活断層や内陸地震が軽視されている問題を強調。東日本大震災以降の地震発生パターンを踏まえ、全国的なリスク分散と具体的な減災策(耐震補強や避難準備)を重視すべきだと提案します。
 結論と提言

 角田氏は、南海トラフM9地震は「起きない」と断言するのではなく、現在の想定が非現実的で過大評価だと結論づけます。プレート説への盲信を捨て、熱移送論に基づく新たな地震研究を進めるべきだと主張。国民には、煽りすぎた予測に惑わされず、日常的な防災意識を持つことを勧めます。本書は、発売後話題となり、4刷を重ねるなど注目を集めました。
 特徴
 専門的な議論を一般向けに平易に解説しつつ、主流学説への挑戦的な姿勢が特徴。共著者の藤和彦(元内閣情報分析官)との対話形式で、科学と政策の交錯も描かれています。地震学へのパラダイムシフトを求める挑発的な一冊です。


『M9地震に備えよ』 南海トラフ・九州・北海道

 『M9地震に備えよ』  南海トラフ・九州・北海道

 

鎌田浩毅/著        PHP研究所           2024.8

 

地球科学の泰斗が、「太平洋沿岸」「奄美大島と沖縄の東海岸」「北海道の南東岸」の巨大地震の到来を警告。首都直下地震や房総半島沖地震、桜島や有珠山が噴火する可能性など、警戒すべき自然災害を平易に解説する。

Xの人工知能(AI)Grok3βにこの本の内容の要約を書いてくださいと質問しました。

回答は以下です。

 『M9地震に備えよ 南海トラフ・九州・北海道』(鎌田浩毅著、PHP研究所、2024年8月)は、地球科学者で京都大学名誉教授の鎌田浩毅が、日本列島が直面するマグニチュード9クラスの巨大地震リスクを解説し、その備えを訴える書籍です。本書は、2024年1月の能登半島地震や同年8月の宮崎県での地震を踏まえ、日本が「大地変動の時代」に突入したとの認識のもと、特に南海トラフ、九州(琉球海溝)、北海道(千島海溝・日本海溝)を震源とするM9地震に焦点を当てています。以下に内容の要約を示します。
 主な内容
 本書は、日本列島が東日本大震災(2011年、M9.0)を契機に地震活動期に入り、今後数十年の間にM9級の巨大地震が複数発生する可能性があると警告します。著者は、以下の3つの震源域を中心に論を展開します。
  1. 南海トラフ巨大地震
    • 静岡から宮崎までの太平洋沿岸を震源域とし、2030年代(特に2035年±5年)に発生が予測される。
    • 被害規模は東日本大震災を上回り、死者32万人以上、経済損失220兆円超が想定され、国民の半数が被災する可能性。
    • 津波到達が早く(数分~20分)、広範囲での強震動が特徴。
  2. 九州・琉球海溝
    • 奄美大島や沖縄東海岸を震源とするM9地震が懸念され、特に津波リスクが高い。
    • 南海トラフと連動する可能性も指摘。
  3. 北海道・千島海溝・日本海溝
    • 北海道東海岸を襲うM9地震が予想され、約300年周期で発生する千島海溝地震が「満期」に近づいている。
    • 震度3でも津波10m超のケースが想定される。
 さらに、首都直下地震(M7クラス、死者最大2.3万人)や房総半島沖地震、桜島・有珠山などの火山噴火リスクにも言及し、複合災害への警戒を促します。
 科学的根拠と予測
 著者は、プレートの動きや地殻変動の観測データを基に予測を立てます。南海トラフでは、歴史的周期(100~150年)と高知県室津港の地盤隆起量から2030年代発生を導き出し、最新研究でやや早まる可能性も示唆。東日本大震災以降、内陸地震の増加や火山活動の活発化を「大地変動の時代」の証拠とし、複雑なプレート構造(例: 千葉県下の3枚プレート)を解説します。
 防災・減災策
 鎌田氏は、地震予知の困難さを認めつつ、「いつ起きても生き延びる」ための具体策を提案します:
  • 個人レベル: 家具固定、避難バッグ準備、津波避難の徹底(特に「てんでんこ」)。
  • 社会レベル: 耐震化、ハザードマップ活用、避難所運営の改善。
  • 意識改革: 「正常性バイアス」(自分は大丈夫という思い込み)を打破し、日常的な備えを習慣化。
 特徴と結論
 本書は、著者の「京大人気No.1講義」で培われた平易でドラマチックな語り口が特徴で、専門性の高い内容を一般読者に分かりやすく伝えます。2024年の最新事例(能登半島地震、日向灘地震)を反映し、南海トラフ臨時情報への対応も触れています。結論として、日本列島に住む以上、M9地震は避けられない現実とし、知識と準備で被害を最小限に抑える「減災」の重要性を強調。国民一人ひとりに危機意識と行動を求める警世の書です。