『子どもたちの命と生きる』 大川小学校津波事故を見つめて
飯考行/編著 信山社 2023.3
東日本大震災の津波による学校被災事故でもっとも多くの被害のあった石巻市立大川小学校。津波事故と裁判を含むその後の経過を中心に、遺族・関係者・研究者が、津波事故と学校事故の事案に関する紹介、思いや考察を綴る。
東京都文京区立図書館所蔵の「東日本大震災関連書籍」を紹介するために8年以上かけてこのサイトを作りました。「東日本大震災関連書籍」を3500冊以上、掲載しています。販売単価合計680万円を超える価値あるサイトです。紹介文は図書館の紹介文です。
『子どもたちの命と生きる』 大川小学校津波事故を見つめて
飯考行/編著 信山社 2023.3
東日本大震災の津波による学校被災事故でもっとも多くの被害のあった石巻市立大川小学校。津波事故と裁判を含むその後の経過を中心に、遺族・関係者・研究者が、津波事故と学校事故の事案に関する紹介、思いや考察を綴る。
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『クライシスマネジメントの本質』 本質行動学による3・11大川小学校事故の研究
西條剛央/著 山川出版社 2021.2
東日本大震災で多くの犠牲を出した大川小学校。なぜ学校管理下で「戦後最大の悲劇」が起きたのか。震災直後からこの問題に取り組んだ著者が、事故の教訓からクライシスマネジメントのあり方を提言する。巻頭に折込みの表あり。
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『核のごみをどうするか』 もう一つの原発問題
今田高俊/著 岩波書店 2023.4
原子力発電によって生じる「高レベル放射性廃棄物」は国内に大量に溜まり続け、放射能の影響が弱まるまで長い年月を要するといわれている。この危険な「核のごみ」をどこにどのような方法で処分すればよいのか。私達はこの問題とどう向き合えばよいのか。専門家らによる提言を読み解きながら問題解決への道を探る。
『首都直下地震と南海トラフ』
鎌田浩毅/著 エムディエヌコーポレーション 2021.2
いつ起きてもおかしくない首都直下地震。東日本大震災より一桁大きな災害が予測される南海トラフ巨大地震。近未来の危機の全貌と生き延び方を、地球科学の第一人者がわかりやすく解説する。室井滋との対談も収録。
『3.11大津波の対策を邪魔した男たち』
島崎邦彦/著 青志社 2023.3
「クライメット・ジャーニー 気候変動問題を巡る旅」
蒲敏哉/著 新評論 2023.4
第一線のジャーナリストとして長年にわたり気候・環境問題を取材してきた著者が、自身の半生を交え、「気候危機」取材30年の航路を綴る。等身大の視点から、脱原子力・脱炭素社会への確かな道筋を描く。
2023年3月30日に早稲田大学探検部OB会より僕のメールアドレスにメールが届きました。
以下のようなメールが届きました。
蒲敏哉(30期)さんの気候変動をテーマにまとめた著作「クライメット・ジャーニー」が
3月30日、新評論より発売されました。
詳しくは下記URLをご参照ください。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794812339
このメールを読んで、僕は早稲田大学探検部30期OBになる蒲敏哉さんの著作、「クライスメットジャーニー」を知りました。
ネットで「クライメット・ジャーニー」について調べていたら、原発のことについての記述もあるようだと分かったので、先日、池袋のジュンク堂書店に行って、「クライメット・ジャーニー」を購入してきました。
この本の著者の蒲さんとは、早稲田大学探検部30期OBの方で、僕が早稲田大学探検部1年生の時に早稲田大学探検部4年生だった方です。
大学時代に、会ったり話をしたりした記憶はありませんが、早稲田大学探検部のアルバイトで、築地喜楽鮨のアルバイトがあり、築地喜楽鮨のアルバイトを開拓したのが蒲さんで、蒲さんのことは喜楽鮨の方からよく伺っていました。
蒲さんが築地喜楽鮨に行ったのは、早稲田大学の受験の時か、早稲田大学入学の時かあるいはその他の時か、はっきり覚えていませんが、蒲さんが蒲さんの出身地愛知県名古屋から飛行機で上京する際に、飛行機の中で、雑誌か何かを読んでいて、東京の築地喜楽鮨を知り、上京してから築地喜楽鮨に来たと築地喜楽鮨の大将さんからお話を伺っていました。
それ以来、早稲田大学探検部の部員の中から、築地喜楽鮨にアルバイトをしに行くようになったようです。
僕らの頃は、築地喜楽鮨が忙しくなる年末に早稲田大学探検部からアルバイトに行っていました。
僕と蒲さんの縁は築地喜楽鮨のアルバイトです。
僕が早稲田大学在学中の築地喜楽鮨のアルバイトの思い出について書いているブログはこちら
築地喜楽鮨のアルバイトを開拓した蒲さんの著作、「クライメット・ジャーニー」は興味津々に読ませていただきました。
僕は環境問題というより、原発の問題について書かれている部分を注視してこの蒲さんの著作、「クライメット・ジャーニー」を読ませていただきました。
「グリーントランスフォーメーション」(GX)の事について書かれていました。
GXとは「緑の変革」という意味で、Green Trance(英語圏ではTranceをXと表記する習慣がある)のこと、だそうです。
「グリーントランスフォーメーション」(GX)とはネットで調べると、
簡単に言うと、化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のことです。 現在、人間が生きるため、豊かな生活を送るためのさまざまな活動のエネルギー源は、石油や石炭などの化石燃料が中心です。
のことだそうです。
蒲さんはこの「グリーントランスフォーメーション」(GX)について、原子力発電の導入を「グリーントランスフォーメーション」(GX)と位置づける日本政府の方針は誤っている。「グリーントランスフォーメーション」(GX)は原子力発電に拠らず、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電など再生可能エネルギーへと完全にシフトさせる形で実現させるべきである。と訴えています。
「グリーントランスフォーメーション」(GX)の実現のためには、企業や自治体がそれぞれの戸建てやマンション、学校設備等の屋上に、太陽光パネルを積極的に設置できる環境を整備していくことが必要だ。と訴えています。
僕も自分の家に太陽光パネルの設置を考えたことがあるのですが、値段がものすごく高いので、自分の家には太陽光パネルは設置していません。
また、再生可能エネルギーについては、IT技術を活用して、その可能性を開いていこうとの記述がP66に書かれていました。
ITを活用するとは、たとえば太陽光の場合、日照時間が少なければ電力の供給が追いつかず、持続的な供給が出来ない。たとえ晴天が続いても、太陽光を浴びる時間帯は昼間に限られてくるわけだから、自ずと発電の最大量は限られる。また、電力は蓄えることができないから、余った電力は無駄になる。
早稲田大学探検部関係者には是非、ご一読していただきたい本です。
「原発故郷3650日」
島田陽磨監督 日本電波ニュース社
先日、早稲田大学探検部41期OBの島田陽磨さんの映像作品、「原発故郷3650日」を鑑賞しました。
僕が1997年の早稲田大学探検部アマゾン川川下り事故(早稲田大学探検部員殺害事件の事故)(ペルー早稲田大学探検部員殺害事件))について書いているブログはこちら
→ 「早稲田大学探検部41期の島田陽磨さんが映画を作ったようだ」
「大学4年(22才)以降から紫藤クリニックに来院するまでの主な出来事 1997年編」
「大学4年(22才)以降から紫藤クリニックに来院するまでの主な出来事 1999年編」
僕が1997年の早稲田大学探検部アマゾン川川下り事故(早稲田大学探検部員殺害事件の事故)(ペルー早稲田大学探検部員殺害事件))についてつぶやいているツイートはこちら
「両親に何故、精神障害者になったのかと良く聞かれる。僕は早稲田大学探検部の後輩がアマゾン川川下り中にペルー国軍兵士に残虐に殺害されたと知って、夜眠れなくなり、幻覚妄想状態になり、精神障害者になったと両親に説明している。」
僕が早稲田大学探検部の後輩になる荒木さんのことについて書いているブログはこちら
僕が僕が1年ちょっと勤務していた日本電波ニュース社について書いているブログはこちら
→「日本電波ニュース社の怖さ、凄みを知らない人間は痛い目に遭うと思う」
「大学卒業後に勤務した会社でやっていけなかった人間は悲惨な人生を歩むことになる」
「テレビ番組の編集の仕事に就かなければ、僕の人生も変わっていたと思う」
早稲田大学探検部41期OBの島田陽磨監督も、やはり、福島第一原発事故により避難生活を余儀なくされ、避難生活の極度のストレスから心の病気(精神病)になり自死(自殺死)も考えている方々を取材していて本当に危険な場所を取材して映画を撮っていると思いました。
核のゴミの問題も北海道神恵内村、北海道寿都町に赴き、取材していました。
核のゴミ処理場を誘致する自治体が、お金が欲しいから(交付金は20億円)核のゴミ処理場を誘致する、国民年金で生活している貧しい高齢者の生活を支えるために、自治体の収益を上げなければならずに、核のゴミ処理場を誘致すると言っているのがとても印象に残りました。
『福島 生きものの記録』
早稲田大学探検部34期OGの浅井美香さんとのメールのやり取りは以下のようなものでした。
早稲田大学探検部OB会から僕のメールアドレスに送られてきていたメールは以下です。
2012年10月31日のメール「早稲田大学探検部OB会通信:シニアも頑張っています」
「2013年5月22日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:「福島・生きものの記録」上映会」
2013年6月3日のメール 早稲田大学探検部OB会:6月例会ほか」
「2013年9月12日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:「福島 生きものの記録」上映会ほか」
「2013年9月23日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:芸術の秋」
「2013年9月26日のメール 早稲田大学探検部OB会:10月28日映画上映とシンポジューム」
「2013年11月10日のメール 「福島 生きものの記録」上映会」
「2013年12月27日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:福島の動物たち」
「2014年3月2日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:福島ツアー/映画上映会」
「2015年10月24日のメール 早稲田大学探検部OB会通信:「福島 生きものの記録」上映会」
「2018年1月10日のメール 2月3日(土)早大で『福島 生きものの記録』上映会やります」
「2021年8月31日のメール 9月22日(水)、岩崎さん(6期)映画追悼上映のお知らせ」
「2021年9月17日のメール 福島映像祭での上映のご案内(41期島田様より)」
僕が『福島 生きものの記録』について書いているブログはこちら
「早稲田大学で、『福島 生きものの記録』の上映会があるようだ」
「3月9日、10日に水道橋で福島生き物の記録の上映会があるようだ」
「命がけで原発に反対している早稲田大学探検部OBを持てて誇りに思っている」
テレビとかで放映してくれれば、テレビで見たのだと思いますが、テレビでは放映されずに、ミニシアターとか早稲田大学での上映とかのお知らせは多く、早稲田大学探検部OB会からのメールでお知らせは届いていましたが、ミニシアターとか早稲田大学での上映のお知らせを読んで上映会に足を運ぶ時間も無く、長い間、「福島生きものの記録」を見ることは出来ませんでした。
Googleで「福島生きものの記録」で」検索していたら、Amazonのサイトで「福島生きものの記録」のDVDが売っているのが分かり、お金があればAmazonで買って見ようと思っていました。
2023年の年賀状に早稲田大学探検部OBからのカンパを記したところ、早稲田大学探検部34期OGの浅井美香さんより、2023年1月13日に1万円のカンパがありました。
カンパしていただいたお金で、早稲田大学探検部6期OBの早稲田大学探検部OB会第5代会長だった故岩崎雅典さんの映像作品、『福島 生きものの記録』全5巻を購入しました。
『福島 生きものの記録』全5巻をAmazonで見つけていたので、浅井さんのカンパのお金で『福島 生きものの記録』全5巻のDVDを購入しました。
2011年3月11日の起きた東日本大震災、それに伴う福島第一原発事故により放射能汚染された福島県を探検し、記録しているドキュメンタリー映画でした。
『福島 生きものの記録』というのは黒澤明監督の作品、「生きものの記録」をモチーフに「福島生きものの記録」を撮っていると思いました。
僕は黒澤明監督の映画はほとんど見ており、「生きものの記録」も劇場で見ています。
僕が早稲田大学探検部33期で同期だった宮沢信也と池袋の文芸座で黒澤明監督の作品
「生きものの記録」を見たことを書いているブログはこちら
僕が早稲田大学の学生時代から原発の問題には関心を持っていて、僕が早稲田大学探検部時代に早稲田大学文学部出身のルポライター、鎌田慧さんの著作を読んでから、青森県六ヶ所村に行ったことがあることを書いているブログはこちら
「原発に反対するのは普通のことになっていると思う」
僕が「生きものの記録」の監督をした黒澤明監督のことについて書いているブログはこちら
「最近、ほとんど映画を観ていない」
「神田川生活の闖入者(ちんにゅうしゃ)その2 赤ひげ、UDON」
東京都文京区とは黒澤明監督とは縁がある土地で、黒澤明監督が通った小学校の跡地が現在の文京総合福祉センターになっています。(旧、文京区立第五中学校)
ドキュメンタリー映画を見るのは久しぶりでしたが、なんとか頑張って、全5巻を全部鑑賞しました。
『福島 生きものの記録』を見ての感想は以下です。
(各巻ごとに感想を書いています)
『福島 生きものの記録』 シリーズ5 ~追跡~
『福島 生きものの記録』 シリーズ4 ~生命~
岩崎雅典監督 (早大探検部6期OB、早大探検部OB会第5代会長) 群像舎 2013年
参考文献 『グラバーへの手紙』 震災後の奥日光
飯舘村について書かれている本はこちら
『原発に「ふるさと」を奪われて』 福島県飯舘村・酪農家の叫び
『福島、飯舘それでも世界は美しい』 原発避難の悲しみを生きて
アカネズミの継続取材では、アカネズミの胎内にいる、アカネズミの胎児に、放射性セシウムが蓄積しているということを取材していました。これを人間に当てはめてみると、人間の胎児にも放射性セシウムが蓄積しているのではないかと思い、とてもおそろしくなりました。
映画全編を通して、福島第一原発事故により、放射能汚染された生命を探り、取材して映像で見せていて、具体的な放射能汚染の数値ベクレルという数値も出てきて、どれだけひどく、福島原発事故により放射能汚染されたのかが分かりました。
最後に、道路で車に轢かれて亡くなった生命も見せていて、生命が気の毒になりました。
東日本大震災とそれに伴い起きた福島第一原発事故、福第一原発事故による放射能汚染に関心のある早稲田大学探検部関係者には是非、きちんと観ていただきたい映画だと思いました。