「東電役員に13兆円の支払いを命ず! 」 東電株主代表訴訟判決
河合弘之/編 旬報社 2022.1
原発事業者としての義務を怠った東電役員を断罪した歴史的判決は、どのようにして勝ち取ることができたのか-。2022年7月に東京地裁商事部が言渡した東電株代訴訟の判決内容と、その意義を解説する。
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「東電役員に13兆円の支払いを命ず! 」 東電株主代表訴訟判決
河合弘之/編 旬報社 2022.1
原発事業者としての義務を怠った東電役員を断罪した歴史的判決は、どのようにして勝ち取ることができたのか-。2022年7月に東京地裁商事部が言渡した東電株代訴訟の判決内容と、その意義を解説する。
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『廃炉とは何か』 もう一つの核廃絶に向けて
尾松亮/著 岩波書店 2022.8
福島原発事故から10年余り、事故炉の廃炉とは何をすることで、一体それは可能なのか。チェルノブイリなど海外の事例も参照しつつ論じ、大量廃炉時代に突入した今、老朽原発を含めた原発廃炉のもつ人類史的重要性を問う。
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『「脱原発」への攻防』 追いつめられる原子力村
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『原発再稼働』 葬られた過酷事故の教訓
日野行介/著 集英社 2022.8
3・11の悲劇から10年余り。ハリボテの安全規制と避難計画を看板に進む原発再稼働の実態を調査報道で告発する。災害時の住民心理の専門家・広瀬弘忠のインタビューも収録。
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『左傾化するSDGs先進国ドイツで今、何が起こっているか 』
川口マーン惠美/著 ビジネス社 2022.8
電力不足なのに“脱原発と脱石炭”を同時推進、大量の税金を投入して電気自動車化、過剰な人道主義により勃発した難民問題…。行きすぎた平等志向で国を過ったドイツの「今」を伝える。
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『超小型原子炉の教室』 いま日本人が知るべき原子力の真実
苫米地英人/著 サイゾー 2022.7
原子力推進に条件付きで賛成しながら、人々の暮らしを安全、安心に導く道がある-。小型原子炉の根本的な問題点、超小型原子炉と小型原子炉の違いを含め、正しい小型原発=超小型原子炉のための知識を解説する。
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『やらかした時にどうするか』
畑村洋太郎/著 筑摩書房 2022.6
どんなに注意しても、どれほどたくさん知識を備えても、完全に防ぐことができない「失敗」。失敗を怖れることなく果敢にチャレンジできるよう、失敗の原因を分析し、それを糧にする方法を紹介する。
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『気候変動対策と原発・再エネ』 CO2削減と電力安定供給をどう両立させるか?
岩井孝/著 あけび書房 2022.6
気候変動の影響、原発の抱える諸問題や日本のエネルギー構成・電力構成、世界の再生可能エネルギーの普及状況などを紹介。原発に依存せず二酸化炭素削減を実現する道筋を示す。
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『調査報道記者』 国策の闇を暴く仕事
日野行介/著 明石書店 2022.7
原発事故後、数多くのスクープを通じて隠蔽国家・日本の正体を暴き続けた職業ジャーナリストの、10年をかけた<原発戦記>の集大成。陰湿な権力に対峙し民主主義を守るために報道してきた事例と方法論を伝える。
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「線量計と奥の細道 」
ドリアン助川/著 幻戯書房 2018.7
松尾芭蕉「奥の細道」の全行程約2000キロを旅しながら、「生きる」ということを考えた日々-。「3.11」後の日本がどうなっているのか、目と耳と足で確かめた路上の記録。写真、地図も収録。
ドリアン助川さんの著作です。
3.11、東日本大震災後の日本がどうなっているのかを知るために、松尾芭蕉と河合曽良が歩いた「奥の細道」を自転車で旅したことを本にしています。
「奥の細道」は東日本大震災被災地と重なり、旅する各地で、放射線量を計る線量計を取り出し、各地の放射線量を計っています。
東日本大震災、福島第一原発事故のことを考えながら、「奥の細道」を自転車で旅しています。
原発のことについては、P203にきちんとした意見が書かれてあります。
以下のような記述がなされています。
すなわちやはり、この列島は生きている。環太平洋の火山地域は常に激しく身震いし、土地の形を変え続けている。三百余年なんて地球史的にはほんの一瞬だ。それほど揺れ動く列島の上で私たちは暮らしている。事実、震度5以上の地震の発生率は日本列島が群を抜いて世界一だ。我が国は、地震の巣なのだ。津波ひとつで大事故を起こしてしまう原子力発電所はやはり「向いていない」と言わざるを得ない。
この意見に関しては、居酒屋のご夫婦もさんざんうなずいて下さった。
「地震の国だからね。原発は向いていないね」
ドリアン助川さんの、奥の細道を旅して考えたことが書いてある本で、東日本大震災、福島第一原発事故のことを考えさせられる本です。
早稲田大学探検部関係者には、是非、ご一読していただきたい本です。
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